早稲田社学の受験をしてから300日が経った。

僕の人生はあそこで止まったままな気がするし、あそこが頂上なのかなとも考えたりする。

 

美味しいものを食べても、好きな漫画を読んでも、YouTubeを見てもゲームをしてもなにをしても心から幸せだと感じる事が出来なくなった。そんな期間でもある。常に受験のことを考え、受験の先にあるはずの未来を考え、漠然とした不安に襲われる。

 

幸せが何かを考えた先には必ず不安に襲われるという不幸が待ってる。そんな300日だった。

何をもって不幸としているのかはわからないが、あの時の自分の思考は完全に負のオーラを纏っている。何かをやり遂げている訳でもなく、目に見えてわかる成果があるわけでもない。それが一番辛いのかもしれない。

 

僕にとっての本質的な幸福は、自分が何かの能力を高める事が出来ていると感じられる事なのだろう。毎日が淡々と過ぎていく中で得られるものが多いはずもなく、登り坂がなければ下り坂もない。僕にとっての刺激はやはり人との出会いを介した会話なのだろうと切に思わされる。しかもその相手が自分と同等かそれ以上の知識を持ち、センスに溢れた人間であるという事が条件だ。なんて傲慢なのだろう、

 

 

あゝ楽になりたい